橘花 KIKKA GIN 澪標 500ml

商品説明
蒸溜所からの案内
〜コンセプト・ストーリー〜
澪標(みおつくし)とは、舟が安全に通航できるよう水脈(みお)の中の浅瀬を知らせる航路標識。行き交う舟のための道しるべ。
キーボタニカルは奈良の“和梨”
今回新発売の商品は奈良県産の和梨にフィーチャーいたしました。
大和蒸溜所が位置する御所市の隣、大淀町と五條市に跨る大阿太高原は、その栽培面積の少なさから全国的には知られてはいませんが、梨の名産地として古くから歴史のある地域です。
高原特有の昼夜の寒暖差が大きい気候かつ、赤土に小石が混じった土壌は強粘土質で、ミネラル分が多く含まれていることから、糖度が高く酸味とのバランスが良い高品質の梨が育ちます。
札幌農学校で農業を学んだ奥徳平(おく・とくへい)氏が、果樹栽培適地を求め、大阿太高原に辿り着き、1902年に「薬水園(やくすいえん)」という果樹園を開いたのが、奈良の梨栽培の始まりです。
また、奥氏の大きな功績として、黒斑病に弱い梨を守るため、当時医療用に使われていたパラフィン紙を果実にかぶせ防除することに成功したというエピソードがあります。この方法は全国に広まり、100年以上経った今でも使用されています。
奥氏が梨に注いだ情熱を今も受け継ぎ、大阿太高原では40軒以上の農家が、たゆまぬ努力で高品質の梨を栽培し続けています。北海道から海を渡り、奈良の梨の“道しるべ”となった奥氏へ敬意を表し「橘花KIKKA GIN 澪標」と命名しました。澪標は、古くは万葉集にも「身を尽くし」と掛けて歌われ、奥氏が奈良の土地で梨栽培に“身を尽くし”てきたことへもリンクしています。
今回、大阿太高原の農家さんより、豊水、南水、秋月などの赤梨や二十世紀梨などの青梨を仕入れ蒸溜いたしました。このジンを通じて、奈良の知られざる魅力を多くの方に知っていただきたい想いです。
〜味わい〜
通常の橘花ジンの3種類のボタニカルに加え、奈良県産の和梨、レモングラス、いちじくの葉、葡萄ポマース(モンドブリエ)を使用しています。初めて和梨を使用しましたが、水分の多い和梨は蒸溜しても香りが抽出しづらく、試行錯誤の末、レモングラスで爽やかさを、いちじくの葉と、奈良の木谷ワインさんから譲っていただいたモンドブリエのポマース(搾りかす)で味わいに厚みをのせました。
商品スペック
アルコール度数 | 45% |
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その他 | スピリッツ・専用カートン付き |
注意事項 | 本数制限をしております。 |
備考 | ジェニパーベリー・大和橘・大和当帰・和梨・レモングラス・いちじくの葉・葡萄ポマース※原料原産地名:国内製造(ライススピリッツ) |
製造者など | 大和蒸溜所(油長酒造株式会社) |
原料原産地名 | 国内製造(ライススピリッツ) |
販売価格: 7,000円(税別)
(税込: 7,700円)